純広告とは

純広告とは、複数のメディアに掲載されるネットワーク広告と違い、
特定のWEBメディアの広告枠を買い取り、掲載する広告の総称です。
予約型広告(リザベーション広告)とも呼ばれます。

例えば、Yahoo!JAPANのトップページ右に広告枠は
1週間の掲載期間が約束されています。
(販売商品名:Yahoo! JAPAN ブランドパネルビジョン)

Yahoo!JAPAN以外にも、
日本経済新聞社や東洋経済オンライン、
ニコニコ動画といった主
要なメディアで純広告が提供されています。

配信種類
1)テキスト広告
2)バナー広告
3)リッチ広告
4)メール広告
5)記事・タイアップ広告
6)動画広告

1)テキスト広告

サイト上にテキスト(文章)の形式で表示される広告です。
テキスト(文章)をクリックすると、
広告主の指定したLP(ランディングページ)である
商品・サービスの紹介ページに飛びます。

目立ちづらいため、クリック率は悪い。ただし、その分広告出稿代金は安い。

したがって、費用に見合った効果は得られる。

注.2020年現在、テキスト広告を受け付けているWebメディアは少ない。貴社の商品・サービスと相性の良いメディアが見つからないこともあるので、その点だけ注意してほしい。

バナー広告

バナー広告は、ホームページ上に掲載する画像を使った広告です。
画像をクリックすると、広告主の設定したホームページへとアクセスします。

サイト上に画像やアニメーションを使い広告を表示させる手法。

バナー広告とは、記事上・記事中・記事下にバナーを差し込む純広告のことだ。

バナーをクリックすると、LP(ランディングページ)に飛んで、商品・サービスの紹介をおこなえる。

バナーの質が良いほど、クリック率が上がる。その上、リッチ広告に比べ、広告出稿代金は安い。

したがって、工夫次第で費用対効果が高くなる。

バナー広告の概要は、「バナー広告とは」で詳しく説明している。ぜひ参照してほしい。

注.クリック率を上げることに固執しすぎると、コンバージョン率(=購入率or問い合わせ率)が落ちて、最終的なコンパージョン数が少なくなる。「検証→改善」を繰り返して、コンバージョン数が最大になるようなバナーを作成してほしい。

リッチ広告(マイページジャック)

Yahoo!JAPANのようなポータルサイト上のページをジャックしたように動画やアニメーションが流れる広告です。
ユーザーのマウスやスクロールに合わせた動きのある広告を表示することもあります。

サイト上に画像やアニメーションに加え、音声や動画を使い広告を表示させる手法。

リッチ広告(マイページジャック広告)とは、Webメディア上で大きな占有率を占める純広告のことだ。

先ほどお見せしたYahooトップページの広告が、リッチ広告にあたる。

占有率が大きい分、ユーザーの目につきやすいため、大きな広告効果を見込める。

メール広告

メール広告は、メール形式で配信する広告です。
例えばferretの場合、会員向けに発信している通常のメルマガ以外にも、広告主からの提供で特別号としてメール広告を配信しています。

サイトの会員メールなどを送る際に、メール形式で広告を配信する手法。

メール広告とは、貴社の商品・サービスをメルマガで紹介する純広告のことだ。

メルマガ読者の10%程度は、Webサイトの熱狂的なファンである。

「見当はずれな広告」「高額すぎる」といった理由がない限り、熱狂的なファンの10〜20%は購入または問い合わせのどちらかをおこなうため、一定の成果を見込める。

メール広告の概要は、「メール広告とは」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。

動画広告

動画広告は、動画で配信される広告を指します。
例えばYahoo!JAPANの場合、動画サイト「GYAO!」でユーザーが動画を再生した際に動画広告も合わせて再生する「Yahoo! JAPAN インストリーム」という商品を販売しています。

YouTubeなどの動画サイトで広告を表示させる手法。近年テレビ離れによる、スマートフォンでの動画視聴の影響で、動画広告は現在伸びてきている広告の一つだ。

動画広告とは、「YouTube」や「TVer」といった動画サイトで、貴社の商品・サービスの紹介動画を流す純広告のことだ。

LP(ランディングページ)に直接飛べないため、主に認知度向上目的で利用する。

動画は伝えられる情報量が多いため、紹介動画を見たユーザーの貴社サービスへの理解度は高くなる。また、動画サイトには多くのユーザーが集まるため、紹介動画も多くの人の目に触れる。

動画サイト経由の購入がなかったとしても、「口コミによる購入」や「時間が経った後の購入」を多く見込める。

注.YouTubeの動画の途中で表示される広告は、純広告ではない。なぜなら、再生ごとにオークションがおこなわれて、広告出稿者が決まるからだ。広告枠は買っていない。

記事、タイアップ広告

記事や特設サイトの形式で作成される広告です。

例えば、現在ご覧になっている「ferret」では、記事形式の広告を配信しています。通常の記事と異なり、広告主の提供で配信しているため「Sponsored」が表記されているのがわかるでしょう。

記事やコンテンツを広告のために作成し、掲載する手法。

記事広告(タイアップ広告)とは、商品・サービスの紹介記事を特定のWebメディアに掲載する広告のことだ。

ネイティブ広告の一種だ。

紹介記事は2,000〜4,000字で作成される。

伝えられる情報量が多いため、広告を読んだユーザーの貴社サービスへの理解度が高くなる。

結果、下記のようなメリットを得られる。

購入率が高い
口コミが生まれる
記事広告の概要は、「記事広告とは」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。

主な契約形態
・インプレッション、PV保証型(表示数を保証する)
・期間保証型(掲載期間を保証する)
・クリック保証型(クリック数を保証する)
・配信数保証型(配信・露出数を保証する)

最後に純広告の課金体系についてですが、純広告では「○○を保証する」という課金方法が多くとられています。

 

今だからこそアナログ広告

私がデザイン事務所を開業したのは
今から15年前。
2005年(平成17年)です。

2001年に日本法人のグーグル株式会社が設立され
一般的に日本ではYahoo検索がメインだったところ
Googleが知名度をあげてきた頃です。

2005年にはGoogleAnalytics
アクセス解析サービスも開始され
「個人でもホームページを持って物を売る時代」
と言われた時代に突入。
「売れるホームページの作り方」
などの塾が乱立するほど
ネット販売を始める人が増えてきた時期でした。

当初、私のデザイン事務所は
チラシ、DM、パンフレットなど
紙媒体の広告物のデザイン事務所でしたが
時代の波に乗るため
独学でWEBデザインと
WEBマーケティングを勉強しました。

(当時はWEBマーケティングとは
言ってなかったですけどね。)

当時のWEBデザインのレベルは
素人がちょっと勉強すれば書けるような
HTML,CSSコードで出来ていたので
「売れるホームページの作り方」の
「コツ」さえわかっていれば
ある程度、売れるし、
ホームページから受注もありました。

この頃、インターネットが普及していなければ
今の自分の事務所は生き残っていなかったな
と、思うほど
良い時代に独立できたと思います。

ただし、今の時代は違います。

以前の記事でも書きましたが
(以前の記事はこちら→「これからの広告運用方法」)
オンラインのネット広告の方が
手軽に低予算で集客できそうですが
そんなに簡単でも安くもありません。

業種や、企業規模によっては
オフラインのチラシや看板の方が
手軽に低予算で集客できる方法もあります。

私が開業した15年前は
まだ競合が少なったネットでの集客を
いち早く始めていたため集客できました。
(今でも末永くお付き合いいただいている
お客様ばかりです)

ですが、これだけ個人の誰もが
ネットで発信できる時代では
あなたの発信は埋もれてしまう一方です。

広告費にたくさんお金をかけられる
大企業でもないかぎり
あたなの店舗、企業の広告発信は
どんどん埋もれてしまいます。

WEBページのデザイン性も
各段にあがり、
WEBページを見るためのデバイスも、
スマホやタブレット、PCなど端末が増え
WEB制作費用も高騰しています。

そこで、今の時代は逆張りです。

もう一度、昔の紙媒体の広告に
着目してほしい!

・ダイレクトメール
・折り込みチラシ
・ポスティング広告

実はオンラインのネット広告より
作成にかかる費用を抑えられるうえに
ターゲティング次第では
高い費用対効果を出すこともできます。

そして、チラシの制作で重要なのは、
デザイン以上に「誰に何を伝えるか」

これだけはオンラインもオフラインも
考え方は同じです。
ここを間違えなければ
広告はオフラインでも成功します。

私もここ最近、初心にもどって
いちから集客を見直すために
15年前にも作った
「集客の設計図」
もう一度作りなおしています。

設計図をつくるために
毎日、毎日、
脳みそに汗をかきながら
たくさん考えています。

そして、設計図が出来上がり次第
noteにアップして
実践した結果も記事にして
いきたいと思います。

その記事が
たくさんの経営者の
何かのヒントになるよう
結果を出します!

みなさんも、
いっぱいいっぱい
自分について
自分の仕事について
考えてみましょう!
楽しいですよ♪

 

これからの広告運用方法

IT補助金や持続化補助金などの
補助金制度も拡充したこともあり
広告の相談をよく受けます。

「広告を打つには何がいいの?」

まず、広告の種類には
大きく分けて2つあります。
「オンライン広告」と「オフライン広告」
です。

「オンライン広告」
・純広告
・リスティング広告
・ディスプレイ広告
・ネイティブ広告
・リターゲティング広告
・SNS広告、ブログ
・動画広告
など。
「オフライン広告」
・チラシやDM、ポステイング、折り込みチラシ
・看板
・デジタルサイネージ
・雑誌、ラジオ、テレビ
・交通(バス、電車内等)広告
など。

オンラインのネット広告をよく目にするので
手軽に低予算で集客できそうですが
そんなに簡単ではありません。

業種や、企業規模によっては
オフラインのチラシや看板の方が
手軽に低予算で集客できる方法もあります。

「オンライン広告」の集客方法

オンラインでの集客には
有料以外にも無料でできることも
たくさんあります。
私のお客様にも
すすめているのが

最低でも週に2〜3回のブログ更新と
毎日のTwitterやFacebook投稿です。

自分の業種に関わる専門的なことがらや
自分の業種に関わる
世間のニュースネタなどの
ブログやリツート、シェア
をすすめています。

以前、行政書士事務所の
集客相談を受けた時に
このブログ更新をおすすめした結果
続々と問い合わせが増えました。
さすが、文系の先生です。
文書を書くことはお手のものでした。

ですが、他の業種の方に
同じことをおすすめしても
ブログ更新が続きません。

週3だったのが、
週2、週1、月1と
だんだん減って
更新されなくなっていきます。

それほど、「書く」
ということには労力と慣れ
が必要になります。

(「書くことは人生の武器になる」そのうち記事したいと思います)

オンライン広告の有料広告というと
主にクリック課金制になります。
広告がクリックされると費用が発生する
タイプの広告が多いです。

「オンライン広告」のターゲティング

オンライン広告は顧客の狙い撃ちができます。
と、いうことは狙い撃つ
ターゲット(見込み客)を予想し、
ターゲット(見込み客)に響くコンテンツ
の制作が必要です。

・見込み客を踏まえたの検索キーワードの選定
・見込み客の検索を踏まえたコンテンツ制作
・広告の配信設定
・広告運用スキル

「オンライン広告」のメリット・デメリット

オンライン広告のメリットは、
効果測定ができることです。
どのキーワードで、
どのコンテンツに興味を持って
どこからHPに入ってきて、
どのページに移動し、
どこで離脱し、
どこで購入や、問い合わせに
いたったか、

この効果測定の「解析」を元に「分析」し
改善、実行、解析を繰り返していきます。

「オンライン広告出したけど
特に反応がなかったから辞めた」
ということをよく聞きますが

「解析」と「分析」ができてこその
オンライン広告です。

オンライン広告の
集客効果を上げるには継続が重要で、
きちんと成果を上げていくためには
それなりの専門知識とスキルと
長く運用できる費用も必要になります。

「オフライン広告」の集客方法

低予算で集客するには
チラシやDMが効果的です。
広告を出すエリアを絞り込むことができるため、
サービス提供する位置を重要とする
集客を目的とした広告として
非常に強力な手段となります。

「オフライン広告」のターゲティング

競合はせいぜい近隣数キロなどの商圏範囲です。

新聞広告は見込み客を絞らない広い客層、
特に高齢者層やファミリー層に強く、
掲載の審査も厳しいことから社会的な信頼感があります。

しかし効果はその日1日、
もしくは数日しかありません。

集客に対する効果測定もしづらく、
その割に広告費が高額です。

雑誌広告は、雑誌の趣味嗜好に合わせた
ターゲティングは高い集客効果が見込め、
広告費も新聞広告よりも安く抑えられます。
また、掲載履歴を宣伝効果として使うということもできます。

しかし、新聞広告に比べて掲載までの期間が長く、
発行部数は把握できても
実際の購読者数が分かりづらいです。

「オフライン広告」のメリット・デメリット

・ダイレクトメール
・折り込みチラシ
・ポスティング広告

他の広告媒体よりも作成にかかわる費用を抑えることができ、
ターゲティング次第では高い費用対効果を出すこともできます。
そして、チラシの制作で重要なのは、
デザイン以上に「誰に何を伝えるか」

(90日で会社が儲かるDMの書き方はそのうち記事にしたいと思います)

オンライン広告と違って
印刷してしまうとすぐに修正できない、
すぐに変更がきかない
制作から印刷、配布までの時間がかかる、
スペースに限りがあり、情報量に制限がある
データ解析が取りづらい
などデメリットもあります。

ネットやスマホの普及で
オンライン広告ばかり目がいきがちですが
自社の業種や、規模によって
使い分ける事が必要です。

 

事業主がもらえるお金はもらおう

以前の投稿に引き続き
今回は4番目の
「使える補助金」
のご相談です。

ここ最近(2020年5月末現在)での
お客様からの相談は主に
「集客」と「資金繰り」の相談を
多く受けます。

・新規開店された経営者  
・WEB集客に力を入れたい経営者
・既存飲食店の今後の経営方針
・使える補助金

今回のコロナの件で
「給付金」という言葉をよく耳にするように
なったと思いますが
他にも、国からもらえるお金は
たくさんあります。

補助金と助成金と給付金の違い

「給付金」とは
簡単にいうと、該当すれば
もらえるお金で返済不要のお金です。
今回のコロナに関する給付金だと
・全国民1人あたり10万円
・個人事業主、最高で100万円
・法人に最高で200万円

その他にも
家賃、学生支援、児童扶養手当、子育て世代、
住居確保、などなど
たくさん政策が出ています。

「補助金と助成金」とは・・・
申請が必要ですが、
事業拡大のための設備投資や
雇用などの資金繰りのために
もらえるお金です。
もちろん返済不要。

国や地方自治体から全額ではないですが
かかった金額の「3/2」や「2/1」
(上限あり)程度もらえます。
(割合は制度によって違います)

以外と、フリーランスや
個人事業の方でも知らない方が
多いと思います。

私も15年前に起業した時に
もっと早く知りたかった情報です。
事業に必要なものは
利益の中から、絞りだして
買っていましたが

「補助金」を使えば
この機材があればもっと事業が拡大できるのに、
HPを作りたい、店舗改装したい、
販路を拡大したい、など
初期投資にはもってこいの
補助金制度です。

「補助金」とは・・・
申請しても交付されない場合がありますので、
自分で書類を作るよりは
専門家へ相談、依頼した方が良いと思います。
書類作りもかなりの労力がかかります。

経営革新等支援機関(認定支援機関)のサポートを受けると
補助金審査に通りやすいと言われていますので
司法書士・税理士・中小企業診断士などの
士業などの専門家へ
相談することをおすすめします。

「助成金」とは・・・
助成金も補助金と同様、国や地方自治体がからもらえるお金です。
ただ、雇用の増加や人材育成、労働環境の改善を行う事業者への
支援金が一般的なので、
フリーランスや個人事業主には対象外が多いと思います。

厚生労働省による助成金は原則社会保険に加入していないと
申請できませんので、雇用している事業主であれば、
厳しい審査はなく、条件を満たしていれば原則申請すれば
受給できますので、補助金よりもハードルは低いです。

どんな小さな個人事業主でも
経営を相談できる相手を見つけておくことが
大切だと思います。

事業が傾き出してからは遅いです。
私のおすすめは
開店開業時の記事にも書きましたが

よろず支援拠点
https://yorozu.smrj.go.jp/

ミラサポ
https://mirasapo-plus.go.jp/

日本商工会議所
https://www.jcci.or.jp/https://www.jcci.or.jp/

または、中小企業診断士
の士業の先生もおすすめです。

どの機関も、先生も親身になって相談に乗ってくれ上に
使える補助金などの情報も教えてもらえます。

経営について
いつでも相談できる相手を見つけておきましょう。

ちなみに今年4月は、コロナ特別枠など設けられ
補助金が拡大されたりしています。
一度、以下の補助金、助成金が使えるか
相談されてみてはいかがでしょうか?

「補助金」

①持続化補助金(小規模事業者持続化補助金)
ホームページの作成や店舗の改装など、販路の開拓のための
費用を一部補助するための制度。
補助率は経費の2/3、上限額は50万円。
ただし現在、コロナ対応型枠が設けられ、
そちらは上限額が100万円です。
②IT導入補助金
中小企業や小規模事業者がバックオフィス業務の効率化や
マーケティングのためにITツールを導入するための費用を
一部補助する制度です。
補助率は経費の1/2、上限額は最大450万円です。

コロナ特別枠C類型では、テレワーク環境整備促進のため、
補助率2/3に引き上げられ、
PCやタブレットなどのハードウェアのレンタル費用も
対象となりました。
③ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)
新商品や新サービスの開発、生産プロセス開発など、
生産性の向上につながる事業に対して交付される補助金です。
補助率は1/2、上限額は最大1億円です。
コロナ特別枠では補助率が2/3に引き上げられました。

「助成金」

①雇用調整助成金
事業主が景気悪化などにより事業の縮小を余儀なくされても、従業員の雇用を維持した場合の費用に対して支給される助成金です。休業手当の支給、従業員の出向、教育訓練の実施に伴う費用に対し、通常1/2か2/3の割合で補助されますが、コロナ枠では全額補助されることもあります。
②働き方改革推進支援助成金
在宅勤務やサテライトオフィスでの就業環境の整備に取り組む事業主向けの助成金です。テレワーク用の機器の導入や就業規則の変更などの費用につき、最大3/4が助成されます。

払ってばっかりの税金、
たまにはもらってもいいんじゃない?

 

これからの飲食店経営

前回、前々回の投稿に引き続き
今回は3番目の
「既存飲食店の今後の経営方針」
のご相談です。

ここ最近(2020年5月末現在)での
お客様からの相談は主に
「集客」と「資金繰り」の相談を
多く受けます。

・新規開店された経営者 
・WEB集客に力を入れたい経営者
・既存飲食店の今後の経営方針
・使える補助金

やはり、今回のコロナで
大打撃を受けたのは飲食店ではないでしょうか?

私のお得意様にも飲食店が多いので
心配しております。

ネットからお問い合わせを受け
「今度ラーメン屋を始めるので看板を作りたい」
「今度うどん屋を始めるのでメニュー表を作りたい」
などの問い合わせから始まり
もう十年以上の、お付き合いの長い
飲食店の方もいらっしゃいます。

大手チェーン店の飲食店は
さすが余力があるので
この状況でも
ネット販売用のレトルト商品の開発や

「ウーバーイーツはじました」
「テイクアウトはじました」
などの、看板やポスターの
広告発注がありますが

個人経営の飲食店は
大変な状況だと思います。

ここでも、やはり
まだまだ乗り越えられる経営者の方と
もう無理、廃業したと言われる経営者に
別れます。

この差は
「手数の多さ」
だと思っています。

どの事業にでもいえることです。
もちろん私のデザイン事務所でもそうです。

15年前の独立当初、
私のデザイン事務所は
チラシ・DM・パンフレット・
名刺・封筒・書類などの
紙媒体の広告や印刷物だけでした。

それから、WEB制作を学び
看板、テント、販促物、造作物、
店内デザイン改装、工事関係と、
業種を幅広く広げてきました。

この先、コロナと共に生きていく
世の中になるかもしれなません。

飲食店であれば
店内だけの回転率による
飲食売上だけでは
維持できないでしょう。

それなら、テイクアウトや
ウーバーイーツ、
ネット販売、レシピ販売
などの手数を増やしていくしか
ありません。

「手数を増やす」といっても
何をすればいいのかわからない!
と思われている方もいるでしょう。

そういう方は
「まずはお客様の声に耳を傾ける」
ことから始めましょう。

こんなのできる?
こんなのあったらいいのにな~。
など、お客様の声をかなえることを
考えましょう。

私がこの15年やってきたことは
「来た依頼は断わない」
ただこれだけです。

自分に出来ないことであれば
出来る人を代わりに探してくる
だけでもいいのです。
あの人に相談すれば何とかしてくれる。
という、信頼だけで続いてきました。

とくにデザイン力があった、
営業力があった、
と、いうわけではありません。

(いや、デザイン力で選んでほしいですが…。w)

食べ物のことなら
あの人に聞けば、
なんでも解決してくれるよ。

と、思われることが
この先の飲食店経営の
生き残る道になると思います。

 

WEB集客とは

前回の投稿に引き続き
今回は2番目の
「WEB集客に力を入れたい経営者」
からのご相談です。

ここ最近(2020年5月末現在)での
お客様からの相談は主に
「集客」と「資金繰り」の相談を
多く受けます。

・新規開店された経営者 
・WEB集客に力を入れたい経営者
・既存飲食店の今後の経営方針
・使える補助金

「WEB集客に力を入れたい」というご相談は、
現状のコロナの影響にかかわらず
いつでもご相談の多い案件です。

現状よりも、もっと集客するために
WEBを活用したい!
ということですが
WEBに力をいれずに、
今まで順調に経営されてきたのも
逆に凄いな、、、と思います。

なぜなら、私の経営するデザイン事務所は
独立当初よりWEB集客のみで
今までやってきたので
WEB以外の集客って
今までどうやってやってきたんだ?!
と、逆にそちらが興味津々です。

(といっても情報サイトへはしっかり
お金を払って載せたりしているようですが)

ちょうど私が独立した2005年は
Yahoo検索しかなかった時代から
Google検索が一般にも認知されだし
「個人がインターネットを使って
物を売る時代」に突入した時期で
あちらこちらで
「売れるホームページの作り方塾」が
乱立していた時期です。

私も独立したばかりで
仕事をとるために勉強してきました。

あれから15年。
ブログ、SEO、SNS、
WEBマーケティング、ブランディング
など、名前を変えていろいろな
手法が出回っていますが

昔から集客をWEBでやってきた私から見ると
結局最終的に大事なものは
「お客様のためになることを発信できるか?」
これだけだと思います。

そして、WEBの何が一番優れているかというと
「解析」できることです。

WEB集客の相談をうかがっている時に
「WEB広告を出してみたけど反応がない」
「SNS広告に出したけど反応がなかった」
と経営者の方がよく言われます。

それって広告を何ヶ月出しました?
その後の解析は見ました?

と、聞いても

反応ないからすぐ辞めた

と言われます…。

ホントにこの会話の流れが多いです。
「お金出してネットにさえ出せばすぐ売れる」
と、ホントに思われてるのでしょうか?
というか、そう思ってますよね?(苦笑

WEB集客って言うのは
そんな簡単なもんじゃないんです。
コツコツと地道な努力なんです。

この画像で、このキャッチコピーで
広告出してみて、どんな反応があるのか、

何曜日の何時に
どんな客層がクリックして、
どういう順番でホームページを回って
どこで離脱して、
どこで購入ボタンを押したのか、

そして、クリック数が悪ければ
また画像とキャッチコピーを変更し
次はどうだ?これはどうだ?と、
トライアンドエラーを繰り返して
初めて意味のあるものになるのです。

なのに、1ヶ月広告出してみて
売れないから辞めた…。
ではお金をドブに捨てるようなものです。

ホントにネットで物が売れるためには
1年ぐらいは、みっちり解析をとりながら
お客様の情報を解析から読み取らなくては
いけません。

そして、そのお客様のためになることを
発信していかなくてなりません。

すべては、お客様のために。

これがWEB集客です。

 

開店、開業時に「広告宣伝費」をしっかり確保すること!

ここ最近(2020年5月末現在)でのお客様からの相談は
主に「集客」と「資金繰り」の相談を多く受けます。

・新規開店された経営者 
・WEB集客に力を入れたい経営者
・既存飲食店の今後の経営方針
・使える補助金

今回は、「新規開店された経営者のご相談」
について共有したいと思います。
(他は次回以降の記事にて共有します)

このコロナ渦の中
3月にお店をオープンさせた
経営者の方が2人いらっしゃいます。

こんな大変な時期に開店してしまって・・・。
と、嘆かれている経営者もいますが
なんとか、乗り越えている経営者もいらっしゃいます。

ここで、生き残っている経営者と
もう無理、閉めたいと言わる経営者の違いは
とくにコロナの影響だけだとは思えません。

「当初の予算に広告費」をきちんと入れているか?
の違いのように思います。

コロナがあろうがなかろうが
基本的な集客ができていないということです。

ケース1)カフェを3月に開店した女性オーナー
こちらのオーナーは開業前に
国が設置した無料の
経営・創業相談「よろず支援拠点」
に相談されていました。
しっかりと予算の中に、「広告宣伝費」を計上してあり
計画的に開業資金の使い道をたてていました。

このケース1の場合、開店前からポスティングなどに力をいれており
オープン時から予約が入っていました。

ケース2)マッサージ店を3月に開業した男性オーナー
こちらのオーナーは、銀行からの創業融資は受けているものの
資金の使い道の相談はとくにされていなかったようです。


こちらのケース2の場合、もう資金が底をつき、
コロナの補助金を受け取ったとしても焼け石に水だと言われています。

開業・開店当初は広告宣伝費にお金をかけましょう!

開業当初は多くのひとに「ココにこんな店がある!」
とういことを認知してもらうことが重要なので
広告宣伝費にかなりの金額と労力をかけなくてはいけません。

ここでいう広告宣伝費は職種にもよりますが、以下のような物になります。

・チラシのポスティング
・周辺施設などへのパンフレット設置
・地元のタウン情報誌などへの掲載
・情報サイトへの掲載
(食べログ、ホットペッパー、SUUMO、カーセンサーなどプラットフォームへの掲載)
・SNSでの発信
・店舗前にのぼりや看板など近隣に目立つような設置

など、お金や時間のかかることが多く
資金が底をついてからでは遅いです。

みなさん、資金が底をつくころに慌てて相談にこられます。
もっと、広告費にお金と時間をかけるように
アドバイスするのですが、
「もうお金が無い」と言われます・・・。

こうなってくると、出来ることはSNSだけです。
これなら無料で出来るのですが
まったくやり方がわからない方だと
教えるにも一苦労です。

資金計画を相談する相手を探しおく。

当初は、看板やパンフレット、チラシ、ホームページの
製作依頼でご来社されるので
今後の広告費の運用など、踏み込んだ質問はしません。

全部でいくら借りて、内装や設備にいくらかけて
なんてお金の話しを初対面で聞けないですからね・・・。

と、いうか他社の
デザイン事務所や看板、WEB制作会社でも
予算はいくらですか?
ランニングコスト予算は?
を聞いて予算内に作るぐらいで、
開店後の広告費の運用について
そこまで踏み込んだことを聞くところはないでしょう。

こういうところまで踏み込んで聞けるのは
コンサルタント業ぐらいです。
ですが、開店準備当初から
コンサルタントを入れる人はあまりいません。
とくに個人事業主にもなると皆無だと思います。

また、当事者の経営者の方も
「商品やサービスは良いものだから
店を出店すれば、おのずと人は来るもの」
と、軽く思っている節があり
集客についてこちらが話しても
流されることが多いのも事実です。(泣


そういう方のために
前述した「よろず支援拠点」や
ほかにも「ミラサポ」などがあります。
(私は上記の回し者ではないですよ。(^^;)

開業、開店前には
一度ご相談にいくことをおすすめします。

よろず支援拠点
https://yorozu.smrj.go.jp/
ミラサポ
https://mirasapo-plus.go.jp/

もちろん、こちらのコメントからでも
私でよろしければ無料相談を受け付けています。
私のたった15年ではありますが
広告デザイン屋としての経験と知識がお役に立てられれば嬉しいです。

 

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